浅瀬でぱちゃぱちゃ日和

全部日記です。大学院でいろいろやってました。今もなんだかんだ大学にいます。

「わかりやすい」という感覚はどこから生まれるかをめぐる永遠の謎

どうもこんばんは。近頃雨が続いていますが、これは「秋雨前線」の影響らしいです。

もう秋なのか.....? 夏っぽいこと何もしてないんだが。夏っぽいこと、何もしてないぞ。

 

 

......今日はぐだぐだ雑感を書く系です。テイスト的には学問の手法論に近くなるかな。

先日、Twitterでこんなツイートを見かけました。

 

 

「論理的」とは「読み手にとって必要な部分が読み手の期待する順番に並んでいることから生まれる感覚である」

 

これね、、、

めちゃわかる

 

めちゃわかるので、今日はこれについて書きます。

 

「わかりやすい」とか「面白い」という感覚はどこから生まれるのか

今日は「わかりやすさ」とかについて。一応、大学で日々研究なるものを行ったり(行ってないけど)、インターネットの世界に大量の不燃ゴミ面白コンテンツを投入する身として、「わかりやすい文章とか面白い文章とはなんぞや」というのは意識していたりします。個人的には、「わかりやすさ」と「面白さ」って、かなり分かちがたいところで結びついていて、前者が後者の必要条件になっている気がする。意味難解でわかりにくい文章は、どうしても読んでて退屈だし、逆に面白い話には聞いててわかりやすいものが多いだろうということ。

で、そうすると、どうしたら「わかりやすさ」というものを作れるだろうかとか、そもそも「わかりやすいって何だ?」ってのが気になってくるわけです。やっぱり、自分の話を読んだり聞いたりしてくれてる人には、退屈してほしくないので。

まあ今日はそんなわけで、「わかりやすいという感覚はどうやったら生み出せるか」についての雑感です。最近それ系の本をちょっと読んだりしたので、紹介したり思うことを書いたりなどなど。個人的には、この辺の理解が深まれば、世界はもぉ少しハッピーになれると思ってます。頑張って書くけど、これ自体分かりにくかったらそれは本当に申し訳ないね。

 

 

読み手の視点に沿う

もう結論から言ってしまうと、読んでてわかりやすい・面白いものというのは、

読み手の視点に沿って書かれているもの

のことだと思います。これが全てですね。それだけじゃ何のことかわかんねえよって場合のために、もう少し詳細に書きます。

「読み手の視点に沿って書く」とはどういうことかというと、これすなわち、「読む側が抱く疑問にしっかり答えていること」だと思います。我々が何かの話を聞いて、「え? それってどういうことよ」と思ったとする。その際に、その続きでちゃんとその疑問への答えが用意されている、それが「わかりやすい文章」の特徴だと思います。

まあ例えばここで、僕が「半角括弧使うやつにはクズしかいない」と言ったとすれば、読者は「なんでそんなこと言うの?」とか「クズはお前の方だろ」と思うはず。ただ、そこに続いて、「私は、故郷を半角括弧原理主義者たちに焼かれました」と書いてあれば、一応は「なるほどね」と思えるわけです。思えますよね? つまりはそういうことです。

ここで大事なのが、書いてある内容には納得できなくても、文章の構造に対しては理解ができるということですね。どゆことか。さっきの例で言えば、「原理主義者たちに故郷を焼かれました」の一文は、一見するとお前は何を言っているんだでしかないけど、文章の構成として、「なぜこの一文が、ここに存在するか」については、あまり疑問は生じないはず。これは「半角括弧使う奴にはクズしかいない」という主張の(本当はそんなこと心からは思ってませんよ)理由や根拠となっているので。もしこれが、「半角括弧使いにはクズしかいない」「で、今日食べたきのこスパゲッティは美味しかった」とかだったら、こいつ別の意味でも狂人だなとなるわけです。

「故郷を燃やされた」の一文を少し変えて、「半角括弧使う奴は、天国の存在を信じないから」とかにしても同じですね。言っていることは意味不明でも、読者が抱く「なんでそんなこと言うの?」という疑問に対しては、一応答えが与えられています。

で、”わかりやすい文章”には、この種の「話や文章の構成が、読み手の疑問に沿って成り立っている」ことが、必須条件になっているかなと、個人的には思っています。繰り返しになるけど、内容的には意味不明だとしても、文章の構造的な次元(「なぜその一文がここに置かれているか」)では、あまり疑問が生じないことが重要なのだと。冒頭で紹介したツイートも、そういうことを言っていると思います(「論理的」とは、「読み手にとって必要な部分が読み手の期待する順番に並んでいることから生まれる感覚である」と)。

...特に大学の研究報告なんかは、この辺りを意識してやっていたりします。

 

読者のことをひたすら考える

先日古本市で買った。100円だった。安い。

もう少し続けると、”わかりやすさ”にとって大事なのが、「ひたすら読み手の心情を考慮する」ことだと思います。本日の主題はここにあり。

今日のブログ、何が言いたいかといえば、「わかりやすい文章を作るには、ひたすらに読み手のことを考える必要があるだろうけど、世の中の多くの文章はそうなっていないし、なんならそうすると『読者のことを甘やかしている』とか受け取られたりするから、メロスも僕もセリヌンティウスも激怒しているよということです。ちなみにメロスに出てくる暴君の名前覚えている人いますか。僕は出てきませんでした。

特に、「読み手を甘やかしてる」系の批判が腹立ちますね。こっちが「この文章何言ってるかわからんわ」的なことを言うと、脊髄反射的に「それは君の読解力が足りてないからだよ」とか言ってくる輩。まあ現実で出会ったことはあんまないけど、脳内では頻繁に顔を出してきます。腹立つ。

 

『考える技術・書く技術 問題解決力を伸ばすピラミッド原則』

ちょっと話変わって、先日買った本にバーバラ・ミント『考える技術・書く技術 問題解決力を伸ばすピラミッド原則』というのがあります。この本、さらーっと読んでみたけど、今回の繋がりで存外面白かったので、ちょっとだけ紹介したいと思います。

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僕が入手したのは旧版で、副題が「説得力を高めるピラミッド原則」となっている。

こちらは、「考える技術・書く技術」の名の通り、論理的思考やら、クリティカル・シンキングについて解説したものとなっている。主に「明瞭な文章を書くにはどうすればいいか」が解説されていて、著者曰く、明瞭な文章というのは、常にピラミッド型の構成を取るという。なぜなら、読者の思考様式というのは、常にピラミッド型だからである。いやピラミッド型って何やねんという話については後ほど。

で、この本、何がよいかといえば、ひたすらに「読み手のことを考えろ」というのを推している点ですね。著者はピラミッド型の文章を書くことを勧めているわけだが、それと同時に、こうも述べている。

「ピラミッド構造では、魔法にかかったようにただひたすら読み手の必要に応じて情報を与えねばなりません」(p22)

魔法にかかったようにというのがすごいですね。他にも、この本の基本的なスタンスとして、「読者はそもそも、あなたの文章を読みたいと思っていません。あなたが読者に対して”読みたい”と思わせなきゃならねえんだよ」というのが貫かれている。最初から興味関心ゼロの読者が想定されているのが、面白いところだなあと思う。

 

ピラミッド構造とは

本書の核となっている「ピラミッド構造」についても少しだけ解説。

ピラミッド構造とは、一番上に「核心の主張」が来て、その下位パーツに、それへの疑問・その応答が並ぶ構成のこと。文章で書くとわかりにくいけど、ちょっとやってみると、こんな感じ。

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まずこうやって、自分の言いたいことを書きます(ちなみに半角括弧というのは()こういう括弧のことで、これと対をなす全角括弧は()こんな感じ。僕は日本語の文章では全角括弧しか認めていない)

その次に、

 

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こうやって、主張の下に、「疑問」と「それに対する答え」を生やしていきます。

その後、

 

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その下にも「疑問」と「その答え」を生やしていく。こうすると、自然とピラミッド型になるよねという話。ちなみに、ここでのレギュレーション違反とかマナー違反とかはてきとうなことしか言ってないので当てにしないでね!

で、著者曰く、こうした書き方の何が優れているかと言えば、「読み手の思考プロセスに沿っている」ということにある。読み手が読んだものを理解する、まさにその順番で文章が並べられているので、必然読みやすく、わかりやすいものになりますよということ。こういう図形で構成を練ってから書き始めることが推奨されている。

 

Q&A形式で書く

もうひとつ大事なのが、次々と疑問に答えていくこと、つまりQ&A形式で文章が書かれていることです。疑問→答え→疑問→答えと。この点については、本文でいいこと言ってるなあとおもったので、ちょっと長いけど引用します。

 

...読み手を引きつけ続ける確実な方法は、唯ひとつ、読み手が抱く疑問を見抜き、その疑問にずばり答えていくことです。〔中略〕読み手が知らないことを知りたいと思うのは、必要にかられてです。知る必要がなければ何の疑問も持たないでしょうし、逆もまた真なりと言えます。

したがって、読み手の頭の中にすでにある疑問、あるいは、まわりの出来事をちょっと見回せば当然浮かんでくる疑問、そのような疑問に答えるような文書にすることで、読み手の文章への興味を確実なものにできるのです。(p26 下線は引用者)

 

読んでいて次々と疑問が解消されていく文章は、退屈しないし、おそらくわかりやすくもなる。ここで言っているのは、読み手を引きつける文章を書こうとすれば、読み手の疑問を考慮する必要があるし、その点で読み手の視点に立たざるを得ないということ。それはもはや甘やかしとかそういうことではないんだよと。その点でいいこと言っているなあと思います。

あともう一点、この本で面白いなと感じたのは、書き手は単に読み手の疑問に答えるだけでなく、読み手に対して疑問を生じさせる必要もあると訴えていることですね。読み手が話に引きつけられるのは、そこに何らかの疑問と、その疑問が解決されるかも!という期待が抱けるからで、もし最初から疑問が生じていなければ、当然興味は生まれないわけです。例えば「半角括弧使う奴はクズしかいない」とかではなくて、「漫画の違法アップロードをする奴はクズしかいない」とかであれば、「そりゃそうだ」で話は終わってしまうからね(終わらんかもしれんけど)

著者はその点で、「まず導入部で読者の疑問を引き起こしなさい」ということを指南してくれている。疑問は、解決するだけでなく、こっちから生み出さないといけないんだよと。これは確かにそうだなあと思えるところでした。

 

技術でなんとかなる

で、今日言いたかったことの一つは、これまで書いたとおり、「わかりやすい文章というのは、読み手の視点に立って書かれたもので、読み手に疑問を生じさせ、それを解決するようなものだ」ということです。まあこれには異論等あるかもしれないけど、ひとまずはそういうことで。

そして本日もう一つ言いたいことがありまして、それすなわち、「そう考えると、わかりやすい文章とか面白い話というのは、案外テクニックでなんとかなるよ」ということです。これが近頃、声を大にして言いたいことの一つ。

というのも、世間的になんかしら、面白い話や文章は、「面白い人間が作り出すもの」という認識が蔓延している気がするからです。例えば、「わかりやすく話ができるのは、その人にそういう才能があるから」とか、「あの人の話が面白いのは、彼が独創的で面白い人間だから」とか、そういう認識があったりしないでしょうか。僕はなんとな〜〜く、そういうのがあるような気がします。

で、それら認識が何に繋がるかというと、「面白い話をするためには、自分が独創的な人間にならなきゃならない」だとか、逆に、「自分はつまらない人間だから、人を引きつける文章は作れそうにない」とか、そういう思考ですね。実際にそうなってるかはわからんけど、なんとなくそういうのを感じるという話です。

ただ、この辺は、努力次第でなんとかなるのではと思ってます。こうした『考える技術・書く技術』的な本が存在しているように、明瞭な文章というのは、文章の構造を理解してちょっと練習すれば、それなりに書けるもんなんじゃないかなあと。今回のブログ、何が言いたいかといえば、「文章とかは才能の勝負ではないよ!」ということですね。どちらかというと、勉強や鍛錬の成果が色濃く出るもので、ジョジョの第7部スティール・ボール・ランジャイロ・ツェペリが『鉄球』という人間の技術で『スタンド』に立ち向かうように、案外「テクニック」で勝負できる部類なんじゃなかと、そう思っています。だから世の中で文章を書いてる大人達、もう少しこの辺の努力や工夫をしてほしい、本当に。

で、日本ではそういう教育を施してくれる機関がないので、なんとなく「個性勝負」みたいになってる風潮あるけども、多分「わかりやすさ」は作れるし、そしてわかりやすい文章は、どっかしら面白さとかにも繋がってくる。で、やっぱり世の中、面白さを意識した文章が増えた方が楽しいなと思います。書き方を画一化させようってわけじゃないけど、技術を身につけておいて損はないしね。

そんなわけで、僕はこの辺の「面白い話・文章」への強い憧れがあるし、その点で「わかりやすさ」への興味も尽きないです。ので、ぜひ世界中のみんなもこれを追い求めて行こうぜという話でした。ONE PIECE(ひとつなぎの大秘宝)のようによぉ!!

 

おまけ:ビジネスでも役立つらしい

最後に一点。上で紹介した本『考える技術・書く技術』の話をすると、これ実はビジネス書なんですよね。アカデミック・ライティング的な本なのかなと思っていたら、ゴリゴリにビジネスマン向けに書かれている。

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出てくる例が、全部ビジネス関連(p78)。

言っていることは『リサーチの技法』『大学で学ぶ議論の技法』とかのアカデミック系のものとほぼ同じだけど。つまり、この辺の「わかりやすく書く技術」というのは、大学でも社会に出ても求められることなんだなあと思います。

よく「大学で学んだことが、社会に出たあとどう役に立つの?」とか言われがちだけど、これら「思考の技術・書く技術」というのは、もっと推されていいと思うんですよね。我々、社会人になってからも必要な思考形式を、実は大学時代から訓練していましたよ? 的な。まあ、僕はこの辺を企業との面接で打ち出した結果、ひとつもうまくいかなかったので現実は無情でありますが.......

 

 

 

そんな感じ

です。 

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Netflixシリーズアニメ、「そんな感じ」。ちょっと狂ってる。

久しぶりになが〜〜く書きました。こんなえらそうなこと書いたけど、実際「読者の疑問に沿って書けたか」がだいぶ怪しいです。このエントリも二日かかったり、書き切るのにだいぶ苦労しました。

こんなこと言ってはいても、この前の記事とかは、読者のことをがん無視して進めたので、あんまり当てにしないでください。真面目な文章では意識してみるといいかもね程度です。いやほんと、そんぐらいのもんです。

以上。もし文章技術系でおすすめの本あったら、ぜひ紹介してください。

 

 

 

 

 

【日本十進分類法】請求記号連想クイズ!!!!!

【本日の登場人物】

f:id:betweeeen:20220416134815p:plain博士

図書館大好き博士。大学の図書館で働いているよ。
今日は「とっても楽しい遊びを思いついた!!」と言ってるよ。

 

f:id:betweeeen:20220416135323p:plainリブ子ちゃん

近所に住む元気いっぱいの女の子。読書が大好き。
今日は博士に誘われて、遊び相手をしにやってきたよ。

 

請求記号とは?

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やぁこんにちは! 私の名前は図書館大好き博士。普段は図書館で本の整理なんかをやってるよ!

今日は図書館で遊べる、とっても楽しいゲームを紹介したいと思います。 逆によっぽど図書館マニアじゃないと、全体的についてくるのが難しいよ。

 

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私、ライブラリーで生まれたリブ子。図書館大好き。

博士に呼ばれてやってきたけど、今日はどんな遊びをするのかな?

 

f:id:betweeeen:20220413142109p:plain今日やるのはね、その名も.....

 

 

 

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f:id:betweeeen:20220413142109p:plain日本十進分類法・請求記号連想クイズ!!

発明者はこの私です。

 

f:id:betweeeen:20220413142131p:plain日本十進分類法・請求記号連想クイズ?? 漢字が多くて、なんだかとっても難しそう.....

 

f:id:betweeeen:20220413142109p:plain名前は硬いけど、そんなことはないよ! それでは説明しよう!

図書館に所蔵されている本には、それぞれ請求記号というものが付いているよ。多くの場合、これは本の背表紙に付いているね。

今日はこの、請求記号を使って遊びます!

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最近の出来事・記事の次回予告など

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こんにちは。こころが荒んでいたので、しばらく更新を怠っていました。なぜ10日も投稿が空いたかというと、精神が荒んでいたからです。今日は頑張って書きます。

 

最近の出来事

今日はThe ブログという感じの趣でいきます。

人間は心で生きている

唐突ですが、「人間は心で生きる生き物だ」というのを、ここ数日酷く実感しています。本当に。このフレーズは以前にも紹介した漫画『ヒメアノ〜ル』で出てきたもので、「人間は心で生きている」、僕はこの言葉が結構好きです。

最近 つくづく人間は”気持ち”で......
”心”で生きている動物なんだなぁ....と思う.....
”心”が苦しむと毎日が地獄になり...... "心"が楽しいと毎日が天国に.....

こんなことを、2巻で安藤さんが語っています。

いや、ほんとにね、私もそう思います....... 心が”負”に傾いているときは、ベッドから出てくるのもツラいし、逆に心が健全なときは、大抵の苦境は逆にメラメラ燃えてくる。というか、現実がツラいかそうでないかの判定って、完全に心が実権握ってるなあと思います。

で、僕もここ数日、わりかしメンタルに来るイベントがありました。なんとこの時期の就活でサイレントを喰らうという、意味不明なイベントです。4月とかなら分かるけど、なぜ8月にそんなことをするのか。

職は得られず希望もなし..... でも世間の人を笑顔にしたいという願望は持っていて、危うく人事たちを電車で銃殺して、ジャパニーズジョーカーになり果てるところでした。ピエロメイクで全国ワイドショーの公開面接に挑むとか、そういうのも割とありかもしれませんね。

 

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ゆっくり動画反省会

どもす。

非常に久しぶりの更新になります。しばらく放置して、ほんとすみませんでした。

 


www.youtube.com

あなたが思うより長尺です

 

 

放置してた理由は、ゆっくり解説動画を作ってたことにあります。途中、ポケモンユナイトしたりはじめアルゴリズム読み切ったりして進捗がカスになったけど、ともかくこれを完成させて、昨日ようやく公開しました。

今回はこれの振り返りになるので、まだ見てない人は上記のリンクからどぞ。なぜか27分あります。

 

.....で、公開からちょっと経った今となって、やっぱ一般公開は辞めときゃよかったなあとか思ってるところです。なんでかというと、かなり自分の好きなように作ってしまったというか、自己満足というか、己の精神世界を全世界に開示した感が強いからです。もう少しまともで堅実な動画にすればよかった、、、本当に。

 

反省会をします。

 

なぜゆっくり実況? YouTuberになるの?

この辺を聞かれる前に、先に自分から言い訳を並べる。

ゆっくり動画とは

東方Projectのキャラクター、霊夢魔理沙(とその他いろいろ)が、「ゆっくりボイス」なる人工音声を用いて、実況・解説・茶番などをする動画のこと。元はニコ動で始まったスタイルだけども、今ではYouTubeでもかなりの数見かける。霊夢魔理沙のイラストも、人工音声のゆっくりボイスも、基本は個人が無料で使用できる。イメージ的には、仕組みはボーカロイド、やってることはVtuberという感じが近いかな。

今回の動画は、それなりにゆっくり実況を知ってる人向けに作ってしまった。ので、いきなり「私たちまんじゅう」とか言われても、よくわからん人多かったかもしれない。導入部分は、本当に反省が多い。

 

なぜゆっくり動画?

ゆっくり動画には大きく二つのメリットがあるとされていて、一つが自分の声や顔を出さなくてすむこと(出してる人もいるけど)。それゆえに「ゆっくり」は、基本的に”陰”向けの実況スタイルとされていたりする(いなかったりもする。”陽”属性のゆっくり実況者もいるので)。まあ僕も、基本的に自分が表に出ることは苦手なので、このスタイルに。

そしてもうひとつの大きなメリットが、キャラクターを使って「掛け合い」を作れること。もし無人島に何か一つ持って行けるならツッコミ役を持っていきたいほど、僕は普段から掛け合いに飢えているので、これはありがたかった。このブログも一人でボケて、それを放置したりセルフ突っ込みしたりしてるけど、そういう悲しい思いをしなくて済む。

一人で複数のキャラクターを喋らせて、自分で自分にツッコミ入れさせたりするところから、ゆっくりはよく「お人形遊び」などとも揶揄される。それは確かにそうなのだけれど、まあ脚本作りとか得てしてそうよねとも思う(ただ、今回はあまりにやり過ぎたなとちょっと反省している)。

 

YouTuberになるの?

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どうしてもタイトルコールをやってみたかった。今これを見返す度に発狂しているが、他にどうしようもなかった。

 

なりません。いや、ならないんだけど、じゃあ「浅瀬チャンネルって何ですか?笑」って話ですよね。これが今回一番恥ずかしかったところだし、今もこれが頭をよぎる度に大声を出して実家の親たちをビビらせている(昨日から帰省中)。

どうせ動画投稿するなら、形はちゃんとYouTuberっぽくしよう、と思ったんですよね。その結果があれで、マジで恥ずかしいと思っている。別にあれで生きていこうと思っているわけではないので、「え、お前、『浅瀬チャンネル』としてユーチューバーやってくん?」というのが、今本当にこの世で一番聞きたくないセリフです。

....でも、YouTubeで「ゆっくり解説」とかで調べて、上の方から2,3個見てもらえれば分かると思うけれど、今回の動画、それなりに頑張ってる方だとは思ってます。内容と茶番双方で。「ゆっくり解説」で調べて出てくるの見ると、Wikipediaに書いてあることをただ読み上げてるだけの動画とか多いし、一切場面の切り替わりとかなく、ひたすら音声を聞かせるタイプのものも山ほどある。そんな中で、それなりに本とか読まんと出てこない内容を、それなりに凝った茶番を混ぜて伝えるという、まあまあ独自性あることをやってるぞって自負がありました。つまり、世に出ているものよりはおもしれえことやってるぞって自覚があったわけです。

で、もしウケたなら、やっぱりYouTubeで収益を受けられるようにしたいし、それならチャンネルとかもユーチューバーっぽくしとこうという、そういう浅ましい魂胆があったわけで..... その割にはアイコンとかすげえ雑だし、動画も長い上に音声乱れてたりするし、なんかもう色々中途半端だし、生きてるのが恥ずかしくなりました。

YouTubeで動画を公開するって、ブログ書くことの何倍も大変すね。

 

反省会


www.youtube.com

ちなみに今回の動画は、僕の大好きなMochiチャンネルさんのスタイルを大幅にパクっています。パクればいいとのことだったので、パクりました。改めて本家を見ると、自分の雑さが嫌になるけど......

反省点① サムネ

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サムネ、作れる人すごいと思います。僕はこういう「人目を惹く」系のものを作るのが苦手です。

普通に色が暗いんだよな..... パワポで作ったけど、文字にグラデーションかけるのもなんか上手くいかなかった。「YouTubeのサムネ文字はとりあえずグラデーションかけとけ」的な風潮あるよね。

豚の画像は、シンプルにピーター・シンガー『動物の解放』をオマージュしてます。

 

反省点② BGM

僕には音楽の才が本当にありません。BGM、そして効果音周りは本当に苦労しました。

www.bensound.com

今回は主に、bensoundという海外のフリーBGMサイトを使用。その中でも、Jazzy Frenchという曲を中盤ずっとループで流していたのだけれど、BGMのループ再生は、界隈では「素人」「手抜き」と評されるようです(あくまで僕調べなので、実際はそんなことないかもしれませんが)。

BGMの選曲は、センスが物言うなあと思います。これが下手ってだけで、一気に素人感が出てしまうので。「浅瀬チャンネル」の次の恥ずかしかったのが、このBGM関連になります(次点でサムネ)。

 

反省点③ 導入の茶番、その長さ

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これねえ.......... いや、こっちはまだいいんだけど、

 

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これねえ、、、、、、、、

 

本当に言い訳でしかないけど、この辺を作ったのが、もうすでに1ヶ月ぐらい前のことなんですよね。

それでなんというか、このときどういうノリでこのシーンを作ったのか、うまく思い出せない。「霊夢魔理沙をレスバトルさせたい」という気持ちがあったのだろうけど、初見の人にこれを見せようとした心情がよくわからない。多分作ってて楽しかったんだろうな.......

そんな具合に、「自分でやってて楽しい」要素が前面に出ちゃって、全然視聴者のこと考えてなかったのが、本当に良くなかったと反省しています。本当に。このブログでやるとかならいいんだけど、YouTubeの動画でやっちまってるからなあ、、、反省してます。

なんかこう、奇抜な動画にしようと頑張るのに気持ちよくなってしまって、視聴者からすれば「マジでなんだこれ、、、」状態だっただろうなあって、帰省中の電車で反省しました。反省して、次に活かすので、今回はご容赦ください......

 

反省点④ 音声の乱れ?

僕がスマホでイヤフォン付けてみたときの話なんですが、なんかノイズが入ってる気がしました(パソコンで見てるとよくわからない)。具体的には、霊夢魔理沙のセリフがプチプチ切れるようなそんな感じ。もしこれ、皆さんも感じてたら、ぜひ報告してください。なんかそういう不具合もあるらしいので。

 

その他、小ネタ

ここからは、今回の動画に関する小ネタを紹介します。本当はこっちをメインでやるつもりだったけど、反省会が先立ってしまった。

 

www.phantom-film.com

 

映画ミッドサマーの「見た人限定完全解析ページ」的なノリでやっていきます。見てない人はネタバレになるので注意!

 

霊夢魔理沙の位置、霊夢の眼鏡

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ゆっくり実況では基本、霊夢が右、魔理沙が左になっている。が、今回の動画では逆。理由は、僕の好きなMochiチャンネルでこっち側の位置取りになっていることが多かったから。

霊夢さんが眼鏡をかけてる理由としては、

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眼鏡かけてる方が可愛いかなって思ったからです。インテリ気取ってるわけじゃないよ!(眼鏡=インテリというステレオタイプもよくないかもしれない)

 

中断される魔理沙の言葉

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セリフの中断は、シンプルかつ面白いと思う。ただこのシーンは、茶番から元の和室に戻すための、いい感じの場面切り替え手段が思いつかなかったため、やむなく魔理沙の言葉をぶつぎるという処理に。「場面切り替え」の演出は、地味に見えるけどとても大事だということがよくわかった。

この辺りまでブラウザバックせずに見てもらえたなら、それだけでありがたい(導入がやっぱり長かったので.....)。

 

画面の動き

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ゆっくり解説動画の大きな難点の一つに、YouTubeから収益停止を喰らいやすいというのがある。

一時期YouTubeでは、虚実入り交じるサムネで人を釣って、ただテキストを垂れ流すだけの動画が大量に出回った。有名なのだと、「ガキが.....舐めてると潰すぞ」とか、ああいうもの。YouTube側からすれば、情報価値の薄いものでサーバーが圧迫されるのはよろしくない。それゆえに、単に文字を流すだけで、画面の動きの少ない動画は、AIの判定によって消されていく(あるいは収益停止されていく)ことになった。

で、ゆっくり動画はどうしても、画面の動きが少なくなりがちで、それゆえにAIからの誤判定も受けやすいらしい。それで大手のチャンネルでも、広告収益を止められた事例があるのだとか。

それで今のゆっくり実況者たちはしばしば、動画の背景を使うことで、この対策を行っている。例えば、テトリスのプレイ動画をバックで流したり、遊び大全の様子を映したり。どこまで効果があるのかは分からないが、調べて見てみると、結構これをやってる人は多い。

......でもこれ、個人的には邪道だと思ってます。頑張れば解説の中でも動画に動きは付けられるし、実際そうした方が、見ている人も退屈しないのではないかと思う。

そういうのもあって、今回は画面の動きをたくさん取り入れたつもりなんだけれど、どうなんだろう。逆に目が疲れる人もいるだろうし、よくわからん。考えたくなくなってきた。

 

懐疑MAXマックスバリュ

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これは本当に謝らないといけないと思っていて、

正しくは「マックスバリュー」ではなくマックスバリュでした。お詫びして訂正申し上げます。

......このギャグも、自分の楽しさだけ考えて、視聴者を置き去りにしていた例ですね。どちらかというとそっちを反省しています。

 

ベジタリアン哲学者の動物倫理入門

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これもね、、、もしかしたら怒られるんじゃないかと思ってます。

というのも、「動物権理論について解説する」と言いつつ、やってることは、この本で書かれていることの紹介だからですね。だったら「これについて紹介します」と最初から言うべきで、あたかも自分なりの説明をしているかのように見せるのは、よくないことだったかなあと。

怒られたらちゃんと直します。

 

betweeeeeen.hateblo.jp

 

あと、今回の動画の内容は↑で書いてることでもあったので、「それ聞いたことあるわ」って人も多かったかもしれない。

 

地味に重要なボケとツッコミ

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魔理沙が「地下の戦士にならないで済んでるなら、それだけで幸せだ」と言うのに、霊夢が「そういう話はしてねえよ」とツッコむシーン。結構重要なシーンだなあとも思っている(どうでもいいが、終始魔理沙がボケ担当みたいになってしまった)

というのも、動物倫理の話をしていると、違う時代の想定を持ち出す人が結構多いため。典型的なのが、「人間は太古から狩猟採集をしてきた生き物であり、それゆえに肉を食べるのは自然だ」というもの。あるいは、「動物実験がなければ、天然痘も解決に至らなかった」とか、そういうのもある。

ただ、動物倫理の議論は多くの場合、「人間が肉を食べるのは善か悪か」ということよりも、「今のこの社会で、動物を殺して食べ続けることが、果たして正しいことと言えるのかどうか」を問うている。確かに、人間はこれまで肉を食べなければ生きて来れなかっただろうし、動物実験によって救われた命は数え切れないほどあるだろうが、農業技術が発展を遂げ、コンピュータを用いた実験が進む現代でも、動物を支配し続けることの正当性があるのかどうか、など。

もちろん、食肉システム支持者の中には、「現代でこそ飢餓が進んでいるのであり、技術が進歩したからといって動物支配の必要性がなくなったわけではない」とする議論もある。ので、この辺りに決着がついているといいたいわけではないのだが、ともかく、「現代という時間設定で考えてますよ」という前提は、地味に重要だと思った(ボケを作ってから気付いた)。

 

唐突なアリストテレス

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この辺、「人間はポリス的動物である」とか、何の説明もなくアリストテレスの話を出したけど、みんななんとなくは分かりますよね。中学の現代社会でも出てきたような出てこなかったような気がするし。

動物権理論全体もそうだけど、自分が前提としている知識と、他の人たちのそれとの間にどの程度開きがあるのかよくわからない。終盤、カントの話もすげえ唐突にやっちゃったしなあ。

 

呪術廻戦ネタ

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呪術廻戦に出てくる特急呪霊、花御さんをネタにしたもの。

ユーチューバーは、積極的に時事ネタを取り入れるようにしているらしい。それはキッズ層に受けたいというのもあるけど、こういうのを入れると、コメントで指摘する人が出てきて、コメント数を稼げるという小技があるらしい。ジョジョネタなんかはわかりやすくて、てきとうにぶっ込むだけでも「ジョジョ好きなんすねw」とコメ欄出書かれたりする。僕も何か、そういうのがやってみたくなった。

ちなみにここでの魔理沙、実は「トム・レーガン(動物権理論の創始者)と言っている。呪術と動物倫理どっちも知ってないと理解できないネタ。これも自己満要素が強いですね。反省。

 

種差別のロジックと人種差別のロジック

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この辺、自分で作りながら、中々雑な説明だなあと思ったんですが、みなさんどうでしょう。なんとなく言いたいことが伝わってれば幸いです。

僕も初めて動物倫理をやったときは、「人間は人間だから権利を持つという線引きは、人種差別のそれと同じ論理構造です」とか言われても「だから何?」という感じだった。だから、今回動画でこういう説明をしたけど、あんまりピンと来ない人も多いかなあと思った。

 

mainichi.jp

ちょっと脱線するけど、僕が過去記事で触れた名古屋入管の死亡時件に進展があって、ウィシュマさんの入管でのビデオ映像が開示された。

それについてのウィシュマさん母からのコメントが「娘は動物のように扱われていた」というもの。これ、僕は動物倫理的には、すごく示唆あるコメントだと思ってます。

というのも我々、現状は、ひとまず人間と動物の間に線を引いて、人間のことは「人間らしく」扱うけど、人以外の動物のことは「どうぶつらしく」扱ってよいとしているわけですね。

そしてふとしたことから、本来は「人間」の側なのに、勝手に「動物」の側に置かれる人が出てきてしまう。今回のウィシュマさんは「不法滞在者」ということでその位置に置かれたし、その他にも、障害があるとか、外国人だからという理由で、「動物」のように扱われるケースはたくさんある。

種差別の主張って、「我々は人と動物の間に線を引いているが、その線引きは正当だし、それで人間が守れるならそれでよい」っていうものだと思うんだけれど、実際はいとも簡単に人間を動物側に転じさせているし、人間のことも守れていないんですよね。「権利を持つのは人間だけ」ってしつつも、その「人間」の領域をかなり意図的・恣意的に決めていたりするわけです(○○人は人間ではない、とかね)。

そういうの見ると、種差別批判とか動物倫理学て、すごく意味のあることのように思えます。その人が「人間だから」とかじゃなくて、痛みを感じる生き物だからっていう理由で、ちゃんと生命権を守ろうとするので。「人間を動物扱いしない」のではなく、「動物のことも、モノのように扱ったりしない」という、そのことに動物倫理学の大きな意義があるように思ってます。

すいません、ちょっと熱く語りました。そろそろ終わります。

 

ポジショントーク万歳

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動物倫理はよく「偽善的」「アホの思想」とか言われるけど、今回は霊夢さんたちの立場を使って、うまくポジショントークに落とし込めたのは、良かった点かなと思っている。

......ちなみにこれは僕のだけでなく、他のチャンネルの動画にも言えることだけれど、ゆっくり動画は基本、彼女たちがあの世界に住んでいて、あの世界で掛け合いをしているものと思ってください。さっき書いたことと矛盾するけど、決してup主がお人形遊びをしているわけではないです。一応、うちの霊夢さんは、愛知まんじゅう大学大学院卒・法学部・法哲学専攻、魔理沙さんは、京都まんじゅう大学学部卒・法学部・政治学専攻という設定があります。そして僕は基本、ふたりの動画を編集して、YouTubeにアップする雇われ人的なポジションだのだと...... そういう世界観まで楽しめるのが、ゆっくり実況の魅力とも思っております。

 

 

 

以上

言い訳から始まってしまったけど、次はこの反省を活かしてちゃんと見るに堪える動画を作りたいという、意思表明でもあります。なんとか時間を見つけて、継続していきたいところ。

でも正直、あのYouTubeアイコンとサムネとBGMはなんとかしたいと思ってるので、誰か解決策あれば教えてください。よろしくお願いします。あとブログもサボらず更新します。それでは。

 

 

 

 

 

 

焦燥の7月が終わる......:1ヶ月の振り返り

どもももも。

 

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噂によると、明日で7月が終わり、明後日からは8月だそうです。あくまで噂なので、あんまり信用していませんが、なんかそうらしいです。時の流れは速く残酷ですね。ふざけんなと言いたい。

で、7月は更新頻度を増やすことが目標だったのに(目指せ10本投稿)、本当に一瞬で去って行ってしまった、、、非常に悲しいので、最低限の月末振り返りはしたいと思います。7月の反省会です。ゆるく行きます。

 

内定ゼロ、進路不明

いきなり暗い話題。7月は、焦燥の1ヶ月でした。というのも、6月でホトホト就活に疲れてしまい、内定ないにも関わらず「就活の終わり」を宣言してしまったからです。この頃はまだ、Dr.STONE(ドクターに進むという選択がストーンと腑に落ちた状態)だったけれど、結局Dに進むにしても、「自分は去年、研究という研究はスプラトゥーンぐらいしかやっていない。Dを希望する修士の中では相当レベルが低いんだ」という事実が立ちはだかり、なんだかやってられなくなってしまいました。他の人々が論文読んで、新規性のある問いを見つけている間、僕が見つけたのはスプラトゥーンは発狂しながらやるのが一番楽しい」という真理でした。叫びながらやるのが、いいのよ。

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高速ビーコンで飛び回るのが楽しい。アサリとホコはマジで勝てなかったなあ.....

で、指導教官からも、「今の君じゃドクター進学はかなり厳しい」とされて、じゃあやっぱり就活再開するか.....となりまして、今は”就活エージェント”なるものも使いつつ、また選考の波に揉まれております。

正直、自分が8月になっても就活をしているとは、3月の時点では全く想定していなかったです。4月末になって、これちょっとヤバいかもなと思いつつ、5月6月とズルズル過ごし、気付けばもう8月に。でも、就活で重要なのは「納得のいく終わりを迎えること」であって、いつまで続けたかとかは、そんなに大した問題ではないっすよね。たぶん。これで10月になっても進路不明だったらどうしよ。考えるな考えるな。

 

「ゆっくり動画」を作り始める

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読みたい本、読んでる本、くっつけた本、この夏読まなきゃならん本.......

こんばんは。もう7月も末ですね。僕の人生も末期だよと言いたくなるぐらいには最近思考がネガってます。夏、迎えたくねえなあ、、、

ところで昨日、文房具屋に行って、ペーパーボンドなるものを買ってきました。

 

紙をくっ付ける系の透明ボンド。図書館でバイトしていると、本の「装備」なるものをすることあり。それを自分の家でもしてみようという感じ。

  

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こうやって、表紙カバーの見返しに、ノリを付けて、

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ここをペッタリくっ付けて、カバーを固定しようというわけです。読んでてズレると煩わしいしね。図書館の本には、だいたいこの処理が施されています。

これを自分の本にもしていたら、一日が終わりました。

 

読んでる本、読みたい本

最近すっかり怠っていた、読書感想会をします。あんまり本、読めてないけど、少なくとも手に取ったものどもなど。あわせて、この夏に読みたいと思っているやつらも列挙します。

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リスト段落愛好家:Wordの便利機能について

こんばんはは。闇より出でて闇より黒く、就活とD進の狭間で彷徨う者です。進路の決まらないまま夏を迎えそうで、軽く鬱ってます。

本日、学科の労働法ゼミで、簡単な報告を担当してきました。内容は就活について。タイトルは、「就職活動の苦しみ ——疲弊する就活生、その実態と改善策」になります。何年かぶりの就活への愚痴っす。

その報告資料が、↓のものになります。Googleドライブを介してPDFの共有が可能だったので、貼っておきます。

 

「就職活動の苦しみ ——疲弊する就活生、その実態と改善策について」たたたたた
(名前は仮名だよ!!自由に読んでね!! 就活のことが大体分かるかもよ!! スマホだと上手く表示されないね!!自由に見られるようにしたつもりだけど、権限とか必要だったら申し訳ない)

https://drive.google.com/file/d/1IGSUlz5Tz1nbMRhsijVE50aqBog_8JCv/view?usp=sharing

 

もちろん、僕も労働関連の専門家ではないので、内容的にあっさいところは多いです。が、これ自体話題提供的な報告だったし、あとこのブログも「浅瀬でぱちゃぱちゃ」なので、まあよしとする。

で、就活の話をしてきたのだけれど、今回は内容面ではなく、形式面の話をします。すなわち、Wordで資料を作るときの拘りについての回になります。

 

愛してやまぬWord機能たち

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僕の作るレジュメ、巷で「文字ばっかり&ページ数が多い」点に定評あり。無骨で殺風景なレジュメしか作れない。今日はそんな私のWord活用方法についてです。

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やらなければならないことが溜まっているときほど全く無関係なことをしたくなる心象は何なのか?

どもももも。そろそろ梅雨が明けて、夏本番になりそうです。みんな、準備はできてっか?

実は僕はこのところ、「準備」というものが全くできてないです。研究、就活、その他諸々、何もかも準備というものができてないのよ。今日はその話。

すっげえ雑な更新になるけど、ご容赦ください。

 

最近のできごと

betweeeeeen.hateblo.jp

ちょっと前に私、就活辞めて、D進しようかなあということを書きました。あれ、いまだに迷っていて、どうしたもんかと思ってます。最近は就活の方も再開しました。

で、この前、指導教官なる先生と、進路相談の話をしてきました。

そこで私、D進というものを考えていますということを言ったら、

「君、もし今からD目指すなら、今のままじゃやばいね。この半年間はこれまでにないほど勉強しないとダメだよ?

と言われちまいました、、、

じゃあブログとか書いてる? 場合じゃないよね? と思うかもしれませんが、今日はそういう話。なんというか、我々人類、だれしも愚か者なので、やらなきゃならんことがたまってるときほど、やらんくていいことやってしまいすよね。あれ、なんなんでしょう。そういうことです。

 

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学問にルールはない......のか?

どもも、こんばんは。日本全国、雨続きで嫌になりますね。

 

今日はあんまり面白みのない話をするので、スピッツの「あじさい通り」でも聴きながら読んでください。 この季節にぴったりです。

研究関連の話どす。

 

学問のルールについて

いきなりですが、「学問にルールはあるのか、ないのか」という問題で、このところ結構悩んでいます。どういうことかというと、学問的営み、すなわち研究とか、”論文”というものには、少なくとも「こういう要件満たしてないとダメだよね」というものが、あるのかどうか。僕は「ある」と思っている派ですが、皆さんどうでしょう。

もう少し付け加えると、我々大学院生、日々”研究”というものをやっております。どんな研究をしているかは、分野とか専門によって様々だし、その手法も、実験だったりフィールドワークだったりいろんなものがあるとは思う。が、我々、研究室内や教授の前で「研究報告」なるものを行ったり、果てはそれを「学術論文」としてまとめることにおいては、大方共通しているはず。そしてまあ、同じ”研究”という名で呼んでいるぐらいなのだから、分野は違えど、そこには何かしらの共通項が見られるのではないかとも思う。

そして、学術論文というものは、少なくともジャンル的には、エッセイや小説などから区別されるものである。たぶん。それは査読付ジャーナルに載る類いのものはもちろん、学部生のレポートや卒業論文でさえ、区分としては小説やエッセイからは分離されるはずである。

論文だったり研究をしたりということを、小説やエッセイ、果ては感想文を書くことから区別しているものは何なのか? 「論文? 贅沢な名だね。今からお前の名前は”感想文”だ。いいかい、感想文だよ。分かったら返事をするんだ!!」と湯婆婆がブチ切れることがあるとして、それは一体どういうことかという話。

 

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ナヨナヨ主人公物語:好きなジャンル系統を語る

どももも。

最近、目に見えて投稿頻度が落ちてしまって、よくないと思っています。7月は10投稿以上を目指して頑張ります。

今日は、ブログ投稿の初心に帰って、好きな作品を語ります。

 

好きなジャンルについて

「お前の好きなジャンルがよくわからん」的なこと、みなさん言われたことありますか? 僕は人生で3回ほどあります。私基本的に、みんなが好きって言ってるものは好きになれない質なんです。ので、「君の名は」とかはあんま好きじゃないんですが、かといって「LEON」とか「グッド・ウィル・ハンティング」とか「ショーシャンクの空に」とか、みんなが好きって言ってるものを好きになれないって言ってる人たちが好きって言ってるものも割と好きになれなくて困ります。”定番”とかお約束が嫌いというか。ので、「じゃあ結局お前は何なの? どうすれば心が満たされるの?」的なことを聞かれたり聞かれなかったりします。

で、振り返ってみると、自分の好きジャンルの原点には漫画GANTZがあるような気がします。ので、今日はGANTZを起点にしつつ、好きジャンルについて熱く語ります。

 

GANTZはやっぱり面白い

 

漫画GANTZ、がすごい好きす。この作品、2000-2013年に連載、全37巻。中学時代にハマって、僕が初めて大人買いした漫画でもあります(最近は新作も出たが、まだ読めていない)。

GANTZのあらすじ=
ぱっとしない高校生の玄野くんは、ある日中学時代の同級生加藤と一緒に、うっかり電車に轢かれて死んでしまう。が、次の瞬間二人はアパートの一室にいた。その部屋の真ん中にはGANTZと呼ばれる黒い球体があり、その球体曰く、「てめえらは一回死んだんだから、その命をどう使おうと俺の勝手」とのこと。GANTZの指示に従って、ふたりは異星人狩りのデスゲームに送り出されるのであった。

これね、面白いです

ジャンルとしてはいわゆるデスゲームもの。一時期「今際の国のアリス」とか「神様の言うとおり」とか、理不尽に味方がバンバン死ぬ系の漫画が流行った気がするけど、あれ系の元祖というか先駆けがGANTZなんじゃないかと思ってます(違うかもしれない)。最近はめっきりそういう系見なくなったけど、それもGANTZの影響かもしれない(違うかもしれない)。

で、個人的に面白いと思っているGANTZポイントを紹介します。

 

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