浅瀬でぱちゃぱちゃ日和

全部日記です。大学院でいろいろやってました。今もなんだかんだ大学にいます。

就活の「終わり」?:就活エンディングノート②

どもども。

 

betweeeeeen.hateblo.jp

 

先日↑の記事で、”就活の終活”というのを書きました。内容としては、「そろそろ就活に終わりが見えそうだ」というもの。最終面接受けたりもしてきたので。

その時点での僕の就活状況は、以下のような感じでした。

 

<自分が関わりをもった企業数>(2021/06/15現在)

  • リクナビでマイリストに登録した:33社
  • その他就活サイトで登録した:10社
  • 説明会等に(ちゃんと)参加した:15社
  • 本選考に関わった:7社
  • お祈りされた:5社
  • いまだ選考中:2社
  • 内定もらった:0社

 

で、6月17日現在、これにいろいろと進展がありました。そしてようやく、就活に「終わり」を迎えさせることができました。長かったことよ...... 上のを更新したのが↓のバージョン。

 

<自分が関わりをもった企業数>(2021/06/17現在)

  • リクナビでマイリストに登録した:33社
  • その他就活サイトで登録した:10社
  • 説明会等に(ちゃんと)参加した:15社
  • 本選考に関わった:7社
  • お祈りされた:7
  • いまだ選考中:0

...選考中の企業がなくなったので、これをもって、就活のエンディングにしようかなと思っています。進んでいたすべての選考に、一段落つけることができたので。3月からずっと、何かしら書いたり出したり、面接なりが続いていたけれど、ようやくそれを止めることができました。いや、本当に、長かったっす、、、、

やろうと思えばまだできるけど、いったん一区切りかなあとの想い。「就活」はシャトルランや長距離走と同じで、気力・体力の続く限りできてしまうものなので。ただ、だい〜ぶ疲れてしまったし、切りもいいので、ここらを終着点にしようかなって思ってます。

 

 

 

 

は?

え? いや、内定ゼロじゃんと思われた方。それは、その通り。今日の本旨は、「内定ゼロだけど就活やめちまうわ。どう思う?」です。お就活、長いことやっていて、どうにも疲れたったので。

そもそもの話、なぜ我々は就職活動をするのでしょう。僕はこれ、根本にあるのは、「無職になりたくないから」だと思います。無職はお金がないし、社会的地位も低いし、将来の見通しも持ちにくいし、おそらく寂しく悲しい。世の就活生、特定の職業に強いビジョンを持っている人以外は、無職を避けたいという想いで、就活をしているものと思います。多分。違ったらごめん。

ので、内定ないのに就活を辞めるのは、「無職予備軍」の仲間入りになるわけです。もちろん、資格試験のために1年間空けるとか、そういう人もいるわけだけれど。ただ多くの人の場合、内定なしでの就活リタイアは、無職の世界に片足突っ込む行為になるはず。片足突っ込んでいる以上、いつそっちの世界に転げ落ちるか分からない。

で、我々は無職予備軍を脱するために就活をするし、就活を辞めることは、真性無職への王手となり得る。それは僕も分かっていて、このままだと無職ルート一直線なのは理解してます。ただ、我が身を振り返って、こうも考えるわけです。果たして僕は、就活を辞めると、単なる無職予備軍となるのだろうか。いや、”ただの”無職予備軍なのではない。己にはまだ、D進という選択肢が残っていた。それすなわち、たとえ無職予備軍だとしても、研究者へのポテンシャルを秘めた選ばれし無職予備軍なのではないかと、そう思うわけです。

 

何が言いたいかといえば、ここらで就活を終わりにして、D進を選ぼうかなと、そんなことを考えています。

 

"D"という選択

一応「D進」について説明しておきます(初学者に優しい)。D進とはすなわち、大学院の博士後期課程(ドクターコース)に進学することです。今の僕は大学院の修士課程にいて、こっちは「マスター」と呼ばれるコース。マスターは2年間だけれど、ドクターは3年間。つまりD進というのは、少なくともあと3年間、大学に残って研究を続けようという選択になります。

で、D進そうするとどうなるの? と訊かれると、スマブラのドクター・マリオが示すように、復帰力が極端に低下します。何の復帰力かといえば、社会への復帰力です。修士の段階で出ていくなら、せいぜいまだ24,5歳、民間就職とかも可能だけど、ドクターまで行けば、そこを出るのは(最短で)27歳。就業経験とかもないわけで、その歳で一般企業に行くのは、まあ難しいよねという話です。社会に出て行くのが大変なら、そのまま大学教授として就職すればという話ですが、これもなかなか厳しい世界。大学から雇用されればよいけれど、そんな簡単にポストが空くわけでもなく、人生ハードモードになりがちである。

そんなわけで、僕も「人生ハードモードは嫌でござる」と思い、D進は諦めておりました。あと、大学という機関のいい加減さにもうんざりしており、これ以上ここにいたくないという気持ちも強かったです。去年とか、かなり不愉快な思いもしたので。

ただ、最近は、そうでもねえか、となりつつあります。

というのもやはり、僕自身、「どうなってでも就職したい」というような強い希望がなかったからですね。なんなら「無職、それもまた一興!」と思っていた時期もあるし、今は企業で働きたいという気持ちよりも、研究に専念したいという思いが強いです(研究がとても楽しいので)。さらには、就活を辞めたからといって、ただの無職予備軍になるわけでもなかったからです。さっきも言ったけど、そこにはDへのポテンシャルが秘められておりました。そうすると、ここで就活やめるの勿体なくねという気持ちよりも、むしろ、D進を諦める方が勿体なくね? というマインドになり始めました。

じゃあ逆になんで今まで就活してたの? という話になるけれど、それはまあ、Dというのはとんでもなく、厳しい世界だと思っていたからです。まともな収入はなく、逆に大学に金を払い続け、それによって将来が保証されるわけでもない。The・茨の道すぎて、自分では到底生き残れんと思っていました。

とはいえ最近、ドクターの先輩とも話をして、別にDに行ったからといって死ぬわけではないということを納得させられました。みんなそれなりにノホホンと生きているし、教授になれずとも、最終的には大学職員などの道もある。博士に進むことは何も、体に自爆装置を巻き付けて何年後かに起爆することではないのだと、己の考えを改めまして。

そんなわけで、なんだかんだ、自分の中で博士に進むという選択肢が、腑に落ちたという感じです。ドクターもありだなと、胸の中にすとーっんと来ました。ドクターになることがすとーんと。これぞまさにDr.STONEってわけですね。

 

今日はわりとマジで、これが言いたかっただけ。

 

そんなわけで、

Dr.STONEになった僕は、ここらで一度、就活を終わりにしようかなあと思っています。就活への想いが変わったというよりは、D進への感覚が変わったのが大きいです。

これまで当ブログを読んできてくれた方の中では、こう思う人もいるかもしれません。すなわち、「お前は元から就活つらい楽しくない言ってたわけで、今さら内定ゼロで辞めるのは、展開的に何も面白くないんだけど?」と。漫画で言うなら、鬼舞辻無惨どうやって倒すんとか、DIOのザ・ワールド無理ゲーすぎどうすんのって思ってたら、やっぱムリっす勝てませんでしたで終えるようなものなので。少年誌だったら最悪な結末だぞと。

これは本当に、その通りです、、、ただまあシューカツ、短い期間でもやってみたのは、無駄なことではなかったように思います。一応、片手間とかではなく、真面目に頑張ったことではあったので。ほんとぉにほんと〜〜〜に、就活、頑張ったことは頑張りました(舐めきった就活観ではあったけど)

思い返すと、これまで、いろんなことがありんした、、、

 

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たとえ志望動機や自己PRは書けなくても——
立派な就活生になれることを証明したいです!
それがボクのすべてです!!

 

こんな誓いを立てた日もあれば、

 

 

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フッ

志望動機も自己PRも書けないって時点で就活生じゃないだろ
何だ? ボケか?

 

生徒を褒める先生のイラスト

いい目標じゃないか.....
ガンバル価値のあるいい目標だよ

 

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リー... お前はもう...
立派な就活生だよ...!

 

こんなシーンとかね。いや、実際にはなかったけど、あったらよかったなあって思います(ちなみにナルトネタです)

 

これからどうする?

で、個人的にはもう就活「終わり」のつもりでいるけれど、まだ完全に終焉というわけではないです。Dに行くにはいろいろ準備が必要だし、ペアレンツの支援と理解も不可欠なので。あとは、まだまだ6月中盤、むしろここからが就活の本番ではという意見もありうるはず。ので、まだ色々と思い悩む段階ではあります。D進は確定事項ではナシ。

ただもう、どちらにしろ「第1部 完」ぐらいの気持ちでいます。だってようやく、選考途中の企業がなくなったから、、、しばらく(1週間ぐらい)は「無就活期間」にしてみたいと思います。研究を頑張るぞ。

 

今日はそんな感じです。ちょい暗くなりましたね。

ちなみに「就活エンディングノート」シリーズは、あと1回やるつもりです。今まで書いてきた”就活ノート”を振り返り、全体的な就活観を回想する的な。お楽しみに。

そしてもし、あなたが、就活やめてDに進むことが腑に落ちた状態になったなら、ぜひDr.STONEという言葉を使ってください。今日本当に、それが言いたかっただけなので。