この金・土・日とちょっと出張に行っており、更新をお休みしていました。事前告知なしで申し訳ないです。名古屋とかいう街に行ってました。
そして今日は夕方に寝落ちして、深夜に起きて掃除してたらこんな時間に。相変わらずの深夜更新。よくないですね。
で、今日はオタクとか「陰なる者」の話題について。
陰と陽とオタク
僕が前から疑問に思っていることの一つに「自称陰キャはオタク趣味を持っていがち」ということがある。ここでのオタク趣味とは、声優陣が豪華なスマホゲーだったり、アニメやアイドルだったり、腐系のあれこれだったり、いろいろ(偏見込み)。これらには課金コンテンツが多く、大体の場合”推し”という概念が存在する。「私陰キャなんで〜〜」という人は、推しが尊い推しが尊い言っているイメージがある。
でね、まあ別にいいんですよ。陰キャ=オタクみたいな図式ができようが、「陰キャたるものオタク(推しを推す者)であれ‼」みたいな言説が出てこようがね。よいんですよ。ただ、、、いわゆるオタク趣味に乗れないような陰の者もいることは、もう少し認知されてよいと思う。僕はどちらかというと”陰”の側の人間と思うが、しばしば「オタクじゃないの?」とか「アニメファンじゃないの?」とか言われて、ちょっと悲しくなる。そうじゃない陰の子だっているんですよ⁉ そして、アニメファンとかは仲間を見つけやすいのに対し、オタク趣味を持てない者は、陰界隈でも疎外感を覚えがちである。こっちからすれば「なんでそんな声優に夢中になれるの?」という点が疑問であるし、向こうからすれば「それが理解できないのに陰サイドなの?」という感じなのかもしれない。
ともかく、ボカロを全然知らなければ、アニメは見ないし声優にも興味ない、流行のスマホゲームに一切手を付けないような陰もいる。そして彼らは、、、自分たちをどう名乗るかについて、ちょっと悩んでいる。陽の者たちとは相容れないし、かといって”陰”を自称するほどのオタク趣味も持ってない(というか陰を自称する者たちのオタク度合いにはちょっと引くしできれば距離を置きたいので自分からは名乗りたくない)。陽にもなれず陰にもなれず、我こそが現代のもののけ姫なり、、、という気持ちになったりならなかったり。ならねえか。
一言で言うと、自分を表す言葉がない、というのが悩みである。我々、世間のメインストリームに乗れないという点では”陰”なのだが、かといって一般的な「オタク」という言葉で括れるような、そういう系の趣味は持っていない。そうすると、自分のことをなんて表せばいいかよくわからなくなる。「いや、テレビとかは観ないんですけど、かといってアニメやVtuberが好きなわけでもなく、だからオタクっていうわけでもないんですけど、強いて言うならNetflixで海外のアニメを観たり、Spotifyで洋楽をdigるのが好きです」とか、そういう言い方になる。広義の意味ではオタクなんだろうけど、それを説明するのに結構な文字数と早口の呼吸が必要になる。
hipsterと呼ばれる人びと
で、自分にしっくりくるような言葉がないなと日々感じていたわけではありますが、最近それを見つけました。それこそがいわゆるhipster(ヒップスター)です。
hipsterというのは、2015年ぐらいに英米で流行った言葉。ちょっと癖の強いファッションを好んだり、トレンドとはズレた音楽を聴いている若者のことを指すらしい。代表的な特徴は以下の通り。
イメージ図(pixabayより)
これ、結構自分に当てはまるなと思いました。レコードは聴いてなかったり、ひげは全然生やしてなかったりするんだけれど、だいたいの雰囲気が似ているというか。
あるサイトだと、いわゆる日本での「意識高い系」とも訳されていた。ひげとかの外見もそうなのだが、それ以上に文化的な志向が特徴的らしい。↓のサイトは面白い。
このサイトによると、hipsterの定義とは以下の通り。
日本ではあまり馴染みのない言葉、
Hipster(ヒップスター)。
メインストリームに流されない
独自のトレンドを追求する人々の総称として
米国では若者を中心に親しまれています。
とのこと。ここにはチェック項目があり、自分がどれほど「hipster」的かも教えてくれる。
【音楽編】
◎iTunesの中身は80%インディ・ロック
◎そもそもitunesユーザーじゃない
◎むしろレコードがアツい
◎ターンテーブルの購入を検討中
◎Mumford & Sons、The Smiths、
Arctic Monkeys、The Black Keys、
Bon Iver、Arcade Fireが好き
◎人生で一度はバンドに所属していた
◎家にギターが置いてある
◎アンチ(最近の)J-Pop
◎ライブは小さなハコに限る
◎イヤホンの質にこだわりすぎる
これは、個人的には7割方当てはまる。レコードとバンド結成には興味がなかったけれど。
【映画編】
◎以下の映画を全て網羅している
1.フランシス・ハ
2.世界でひとつの彼女(Her)
4.(500日)のサマー
5.JUNO/ジュノ
6.ロイヤル・テネンバウムス
これもちゃんと、6のロイヤル・テネンバウムズ以外は全部観ている、、、『フランシス・ハ』は少し退屈だけれど、いい映画でした。それ以外は言うに及ばず。
他にも、【食編】ではヴィーガンが出てきたり、【旅編】でもいろいろ思いあたるところがあったり。自分はなかなか、hipster的なのではないかと思いました。ただ、髭があまり生えてこない体質なので、見た目を再現することは難しそうです。
hipsterについての他の参考サイトも一応載せておく。
(フィクションのキャラで言うと、ボージャック・ホースマンのユダが近いと思う。髭・インディーバンド・ロードバイクの3要素を兼ね備えているので。)
そんな感じ
「陰に属する人間が、アニドルオタ声優ファンばっかだと思うなよ」というのが今日言いたかったことです。
ニッチな趣味を追求する者もいるし、メインストリームへの反発から、独自路線を取ろうとする者もいる。そのうちの一つが今回紹介したhipsterでした(僕はこれに近い)。みなさんはどれほどhipster的であっただろうか。
hipster的友人は、僕の中では一人か二人しか思いつかない。hipsterには蔑称的ニュアンスが込められているらしいので、あまり自称するものでもなさそうではある。もっとかっこいい名前が生まれることを祈る。
God Help The Girlの劇中歌「Perfection As A Hipster」を最後にご紹介。