みなさん、夜、眠れてますか？
実を言うと、僕は夜眠るのがあんまり得意ではない。寝ることに得意不得意もあるかよと思われるかもしれないが、そういう人は多分、睡眠障害の悩みをご存じないのだと思う。寝るのにも、得意不得意は多分ある。そして我々、寝たいときに寝れないという結構ストレスフルな悩みを抱えているのであった。
で、今日は睡眠についての悩みを語ります。実生活で睡眠障害の人に会ったときに、「あ、これあのブログで読んだやつだ！」と進研ゼミみたいに使ってください。
睡眠障害とは？
一口に睡眠障害といっても、割といろんな症状がある。
代表的なのは不眠症であるが、他には過眠（日中に眠気が収まらない）や就寝時のむずむず感、いびきに無呼吸、夢遊病などなど。障害の名の通り、医師の助けが必要になることも多いとのこと。
僕の場合はそこまで深刻ではないが、それでも日常的な悩みの一つ。特に最近だと、就活も始まったゆえ、目の下のクマとか結構気になるようになった。シャキッとした顔で面接に臨むためにも、睡眠関係の悩みはなんとかしたいところ。
というわけで、なんかの解決になるわけではないが、ひとまず僕が苦しんでいる症状を記しときます。
布団に入っても寝付けない
布団に入っても2, 3時間寝付けない、そんな経験ありますか？
これは結構、自分にとっては日常的な出来事である。2時間3時間ともなるとかなりの苦痛だが、平均的には40分から1時間ぐらいかかってしまう。なんか考え事とかしてしまう。みんなそういうもんだと思って生きていた時期が、私にもありました。
これ、全く共感できないという人に出会って、心の底から驚いた。その人は布団に入ればすぐ寝れるという。こういう人を人生の中で3人ぐらい見かけた。そのうちの一人は「眠いときに寝るんだから、当たり前でしょ」的なことを言ってきやがった。腹立つ。
我々、眠いのに寝れないのである。「眠くならない」というわけではない。眠いから早く寝たいのだが、それでも一向に寝付けないのであった。それが非常にストレスフルフル。「寝れないときは本でも読めば？」とアドバイスする人もいるが、眠気で頭は働いていないので、読んでもあんまり内容が入ってこない。かといってスマホとか観てるとなおさら寝れなくなるし、、、これは、しんどい。
そういえば、小林秀雄のエッセイの中で、「眠られぬ夜」というのがあった。久々に読み返してみた。
眠られぬ夜の海は、アメリイの乳房のようだ。そうそう、そんな文句があったっけ、アメリイって誰の女房なのか知らん
小林秀雄『Xへの手紙・私小説論』新潮文庫、45頁
こういう一節が出てきて、アメリイって誰？ なんで眠れない夜の海が乳房なの？ と思ったものだった。眠られぬ夜の海は、アメリイの乳房のようだ。なんか、心に残る一節である。
早寝すると深夜に目が覚めてしまう
たまに、夕方から夜にかけて急激な眠気に襲われ、そのまま寝てしまうときがある。いわゆる寝落ち。この状態ならスッと眠れるのだが、その分深夜に目が覚めてしまう。だいたい、夜の11時に寝落ちすると、深夜2時半ぐらいに目が覚めて、その後一向に眠れなくなる。
こういうのを中途覚醒と言うらしい。どうでもいいが、我が父は中途覚醒のプロであった。毎日深夜に目が覚めてしまうらしく、母曰く、父が夜中に目が覚めなかったことは本当に数えるほどしかないらしい。いつも深夜2時頃に起きてきて、4時ぐらいまでテレビを観て、また7時ぐらいまで眠りにつく。睡眠障害も親子で遺伝するのかもしれない。へレディタリーかな。
この症状については、共感できるという人もいれば、そんな経験ないという人もいた。これがないのは、結構うらやましい。
無限に寝続けてしまう
無限列車編を地で行ってしまう。下弦の壱に操られているのかもしれない。
午前中に用事が無い日にありがちだが、昼の2時とか3時頃まで寝続けてしまう。途中、何度か目は覚めるので、用事があればそこで起きれる。のだが、起きる理由がない限り、永遠に寝続けてしまう。
感覚としては、浅い夢がずぅーっと続く感じ。夢から夢へとリレーするというか、、、例えば今日の場合、朝10時ぐらいに一度起きて、スマホでメールチェックしたのち、また寝たところ、その後はずっとチェックしたメールの内容に関係する夢を見た。就活のWebテストについてのメールだったのだが、僕はマリオカートwiiのプレイ動画をテストの代わりにとして撮影し、それを人事の人に送りつけ、「撮り方がよい」と認められて一次選考を通過していた。眠り自体が浅いので、夢の内容もよく覚えている。なんだこの夢。
途中で目が覚めても、再度寝る度にこの夢が続く。そうして、いつまでも起きられないのであった、、、この浅夢が無限に続く感覚、誰かわかる人いますか。
「寝てない」がアピールみたいになってしまう
これも地味に、大きな悩みですよ。
「イキってる大学生あるある」のあるあるの中に、寝てないことをアピールするというものがある。「俺昨日全然寝てないわ〜〜」とか「ワイ将、昨晩2時間しか寝てないンゴｗｗ」とか。さすがに後者はいねえか。ともかく、こういう寝てないアピールは、大学生の痛い言動の一つとして数えられがちである。イキり大学生のテンプレ的扱いだ。
.......が、個人的にはこのアピールのウザさがあんまり理解できない。というか、自分もそういう報告を割としてしまっている。「昨晩はほとんど寝付けず、実質2時間ぐらいしか寝られませんでした」とか、なんとか。そういう日はだいたい思考力が終わっていたり、顔が死んでいたりするので。人から大丈夫？ と言われる前に、自分から釈明しているところはあった。
で、自分の周りを見たときに、「寝てない」でイキってる人をあんまり見かけなかったり、というか見かけたとしても「寝れないつらさ、わかります」的な感じで同情していたような気はする。たぶん。わからんけども。そんなわけで、あるあるとして真っ先に挙げるほどウザいか？ というのは、割と前から思っていたことではある。
以上
今日は単に、個人的な悩みを書きました。「わかるわ〜」という人がいればありがたし。いなければ、またしても共感性ゼロの記事を世に放ってしまったことになる。ネットの海にまた一つ藻屑を増やした。それは悲しい。
睡眠の悩みは対策が難しいところはある。生活習慣に気を付けると言っても、当の睡眠障害によって生活習慣が破壊されているところはあるし、また不眠の一番の原因はストレスだとか言われているのだが、不眠によってストレスが加速するという悪循環もある。誰かなんか、手っ取り早い解決策を編みだしてください。お願いします。
