浅瀬でぱちゃぱちゃ日和

全部日記です。大学院でいろいろやってました。今もなんだかんだ大学にいます。

桜の季節はシェリーの季節

もう3月22日ってマジですか??

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近所の桜

少し近所を散歩したら、だいぶ桜が咲いていました。僕の近所は名所と言われるようなスポットで、去年の春も、緊急事態宣言が出ているにも拘わらず結構な人が来ていた。今年もぼちぼち、花見に来る人が増えている。

 

桜が咲くと、あの曲を思い出しますね。春と言ったらあの曲だよという、例のやつです。

 


フジファブリック (Fujifabric) - 桜の季節(Sakura No Kisetsu)

フジファブリックで、「桜の季節」です。やっぱ春といったらこれっすよ。メロディは、フジファブリックらしく独特です。

 

桜の季節

この曲、好きな歌詞がある。

Oh ならば愛を込めて
So 手紙をしたためよう
作り話に花を咲かせ
僕は読み返しては 感動している!

桜の季節、離れていく相手に手紙を書くというところ。

この、自分が書いたものを読み返して感動しているってところ、よくないですか。地味にビックリマークが付いているのもいいですね。

僕も自分の書いたものを見て、感動したりにやけたりすることがある。特にこの、「作り話に花を咲かせ」というのがいいですね。多分、遠くに行った相手を元気づけるために話を盛ったりしたんじゃないかなあと、勝手に妄想してしまう。そして、その出来のよさに一人で感動しているという、ちょっとアホっぽい姿もよいですね。

この手紙、実際に相手に出したのかどうだろうか。なんか出していない気もするけど、その辺で空想が膨らむのが楽しいですね。フジファブリックの歌詞は意味不明なことも多いけど、その分歌詞の裏側とかを考えられて、好きです。

 

去年の春、シェリ

「桜の季節」繋がりで、去年の今頃を思い出す。

去年の春は、まさにコロナ直撃であった。確かこの3月末に志村けんさんが亡くなられて、緊急事態宣言が出て、しきりに自粛が唱えられた。「花見は来年になってもできる。今はウイルスの対策をしよう」というのが、しょっちゅう言われていたと思う。山中伸弥教授がこれを言ったんだっけかな。

そして、あれから一年が経ち、今年も花見シーズンを迎えたのであった。四季が一周したけど、まだコロナ禍である。それを考えると、本当にこの1年はまるっきりコロナ尽くしだったし、そしてそれはまだ収束していないんだなあと強く実感する。おそらく次の夏も、秋ぐらいになるまでは、まだまだマスクを手放せない気がする。

去年の春は、なかなか悲惨だった。

というのも、僕は新天地京都に引っ越してきたというのに、朝から晩まで自粛を強いられたため。これは本当に仕方のないことなのだけれど、それでもちょっと、精神的にはしんどかった。

特に、4月は急に授業がなくなり、履修システムもよく分からず、教授によって対応が全然異なり、すっかりまいってしまった。家にいても何も楽しくないが、かといって外に出ることは今の何倍も非難された。一日中寝てすごしてしまったし、本を読んでも頭に入ってこなかった。研究をやっていくというビジョンが全く見えなくなり、本を手に取るモチベも湧いてこなくなってしまった。

「なんのために京都に来て、何を目指して院に進んだんだっけ?」というのが、すっかりわからなくなってしまった。

 

そんな感じで、すっかり「道に迷った」状態だったので、この時期は尾崎豊シェリー」がぶっささりであった。去年の春、この曲めちゃくちゃ聴いてたなあ。

「俺は転がり続けて こんなとこにたどり着いた」っていう始まりの如く、生き方とか生き様への悩み・葛藤を歌った曲だと思います。

特に好きな歌詞があって、

シェリー あの頃は夢だった
夢のために生きてきた俺だけど
シェリー お前の言うとおり
金か夢かわからない暮らしさ

かつては夢だったけど、今はもうわかんなくなっちまったよ、、、というのが、とても共感できる。僕もあの時期は、もうなんもかんもわかんなくなってしまった。僕はまだいい方で、社会人とか、心を病む人は多かったんじゃないかと思う。

他にも気に入っている歌詞があって、「シェリー 夢を求めるならば 孤独すら恐れはしないよね」とか、好きでしたなあ。あの頃は夢とか、自分の為すべきことで迷っていたので、こういうのも響きました。

本当なら、目標を持って新しい土地に来たわけなので、自分一人でも頑張っていかなきゃならんのですよ。ただ、去年はあの状況下でそういうことができるほど、強い人間ではなかったという話です。そういうことに結構悩んでいた。

ちなみに、今この瞬間も尾崎豊を聴きながら書いてるけど、やっぱ尾崎は素晴らしいな。尾崎世界観とか言ってる場合じゃないぞ。

 

そんな感じで

す。桜が咲き始めて、あれから1年経ったのだなあという回想でした。

去年の今の時期、孤独に悩むという人がたくさん出ていたと思う。それについてネット記事とかでは、とにかく「頼れる相手に連絡しなさい」ということが説かれていた。有名なミュージシャンとかもそう言っていたと思う。しんどかったら、遠慮せず他人に電話なりチャットしなさいということ。

これは本当に、僕もその通りだと思います。今の時代、いきなり電話するのは敬遠されがちだけど(先にLINEでアポ取れとか)、そんぐらいには思い立ったときの勢いで連絡するのは大事と感じます。「つれぇつれえ世知辛え」と思ったら、気軽にその辺の人に、調子どう? とか送ってみるべし。まあ迷惑ということはないでしょう。

 

以上です。

なんか、今日は真っ当なブログ記事っぽくなったんじゃないか? 読み返しては感動しているよ。