浅瀬でぱちゃぱちゃ日和

全部日記です。大学院でいろいろやってました。今もなんだかんだ大学にいます。

藤本タツキに俺はなる!!:8月の振り返りと映画鑑賞の記録

ども!! 8月が終わりを迎えた今日、皆様いかがお過ごしでしょうか。もう9月ですよ。本当にね、早いもんですね。9月て。2022年あと4ヶ月で終わるの?

今日は8月の振り返り&反省会です。最近とにかくブログをサボりがちですが、毎月の振り返りだけはちゃんとやっていこうと思います。あとこの頃見た映画の感想とかもついでに書いていきます(『メッセージ』、『ラストナイト・イン・ソーホー』、『勝手にふるえてろ』を観たよ!!)。

 

8月の振り返り

8月と言えば夏休み。僕は現在、人生そのものが夏休みみたいなものですが、その中の最後の夏休みでした。もう「夏休み」っていう言葉は、僕自身の体験として使うことはできないんだなと思うと、非常に感慨深いものがあります。あとは学生たちが夏休みだ〜〜〜ウキャキャって騒いでるのを遠巻きに眺めるだけなんだなあって。

そんな今年の8月ですが、何をしていたかというと、

 

 

 

 

でした........ マジで何もしていない。

8月の前半についてですが、7月末に名古屋に遊びに行ったとき、そこでネカフェに泊まったせいか、10日ぐらいまでずっと風邪気味で過ごしてました。ネカフェに宿泊するの、マジでよくないね。ストレス溜まるし風邪も引く。本当はおすすめしないけど、でももし名古屋駅周辺のネカフェに泊まろうとしている方がいれば、せめて自遊空間(SELF名駅店)ではなくマンボー(名駅本店)にした方がいいということだけ伝えておきます。

そんなこんなで、8/15ぐらいまで、ずっと風邪気味で過ごしてしまい、その後帰省の予定もなくなったので、ずっと自宅に引きこもって過ごしていました。バイトもしばらくなかったので、8月前半、何をしていたかと言えば、結局のところベッドから動かず将棋ウォーズをやっていたということになります。将棋、ばっかり、やっていたね。ブログもnoteも更新せずで、本当によくなかったと思っています。

8月後半からは活動を再開して、読書会や勉強会に出席したり、四国に日帰り旅行に行ったりしてきましたが、まあそのぐらいです。基本的に何もしていないし、ここで紹介するほどのことではないです。

というか、逆に皆さんは何をしていましたか? 社会人の方はバリバリ働いていたり、そうじゃない方も9月以降のあれこれに向けて頑張っていたり、色々やっていることと思います。

今月の僕自身の話は何一つ面白いところがないので、ぜひ皆さんのお話も聞きかせください。またGoogleフォームを作ってみました。

 

ぜひ自由に書いてみてください。こういうお便りコーナー、個人的に好きなんですよね。

折角なので、質問の1つ目と2つ目(ペンネームと何をしていたかについて)は、回答があればここでも共有したいと思います。その他の欄は僕がおふざけで作ったので、皆さんもテキトーに回答しておいて下さい。大喜利と思って。

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【寄せられた回答】

  • ぽ さん:遊びの予定を入れすぎて体力がもたず胃腸炎になりました(1年ぶり3回目)
    →コメントありがとうございます。ストレスで胃潰瘍になるのはわかるけど、遊びすぎてなることあるんですね。逆に羨ましいですが体調にはお気を付けて......

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随時募集中。

そんな感じで、僕は本当に何もしていない8月なんですが、ただ、1つだけ先週から習慣化してみていることがあります。

それが映画鑑賞です。

 

藤本タツキになりたい男たち

先週から、「1日に映画を1本観る」というのを、自分に課したノルマとしてみました。理由は藤本タツキになりたいからです。

藤本タツキ、皆さんご存じですか? 一応説明すると、『チェンソーマン』や『ファイアパンチ』、『ルックバック』や『さよなら絵梨』などの漫画を描かれている方ですね。僕はそこまで熱心なファンではないけれど、一応『ファイアパンチ』以外の作品は目を通していますファイアパンチは3巻ぐらいで止まっている)

で、藤本タツキ作品では、これでもかというほど映画の話ができてます。『ファイアパンチ』では映画監督になりたいぶっ飛んだ女が出てきたし、『チェンソーマン』ではひたすら映画館をハシゴするデートシーンが出てくるし、『さよなら絵梨』とかはそのまんま映画撮影の話ですね。藤本タツキは映画大好きなんだと思います。

まあ、そういうのってやっぱ憧れるよね。僕も藤本タツキみたいになりたいので、映画をたくさん観ることにしました。というのは嘘で、最近はブログを書いておらず、アウトプットを減らしているので、せめてインプットの方は増やしておこうかなというのが本音です。でもほら、藤本タツキみたいになりたいって言った方が、なんかカッコイイかなと思って、、、

昔は僕も映画が好きで、以前は本当によく観ていました。ただ大学院に入った3年前あたりから急に観なくなってしまって、その理由は、やっぱり映画鑑賞って疲れるからですね。2時間近くテレビの前に座っているという体力面もそうだし、色んな感情が湧いてきて気疲れするという精神面もそうです。なんだか、映画一本丸々しっかり観る体力が、いつの間にか失われてしまっていました。ので、最近は本当に観ていなかったです。

ただ、そんな枯れていくだけのおじいちゃんみたいなムーブもよくないなと思って、この頃頑張って映画を観ています。「8月の振り返り」として書けることが少ない分、この辺にちょっと触れておきたいと思います。

ここ3日間で、3本の映画を観ました。それについて、簡単に紹介&感想を書いていきます。

 

映画① 『メッセージ』(2017年)

1つ目に観たのは、『メッセージ』。2017年公開で、僕が大学2年生のころの映画ですね。公開当時から「ばかうけ」「柿ピー」などと馬鹿にされていた本作ですが、内容はまさにSFという感じで、非常に面白かったです。マジで面白かったし、感動して泣いちゃったよ。

【あらすじ】
世界各地の12箇所に、突如として現れた黒い物体(巨大ばかうけ)。彼らはどこから来て、何をしに地球にやってきたのか。黒い物体の中にはエイリアンがいて、それらはどうも、言葉を解する存在らしい。そこで言語学者が駆り出され、彼らとコミュニケーションを図っていくが、彼らの言語を読み解く度、なにやら不思議な感情に襲われて.......

という感じです。

こちらの映画、『ゆる言語学ラジオ』というYouTubeチャンネルでも紹介されていて、結構ちゃんと言語学をやっている作品だと思います(専門家からはツッコミもあるらしいけど)。かつ、時間や空間についての概念的でコムズカシイ話もしていて、まさしくサイエンス・フィクションという感じでした。正統派な大作という印象です。

以下、ちょっとだけネタバレ込みで感想書きます(ので、文字の色薄くして小文字にしています)。ただモロバレは一応避けてはおきます。

物語終盤で明かされる「この子は誰なの.....」以下のシーンがマジで鳥肌でした。個人的には、ここはちょっと『メメント』に似ていると思いました。『メメント』も、未来で起こることは既にわかっているのに避けられない、という状況が描かれていたように思って、僕としてはそれが「悲しいなあ、、、」という感じでした。本作もそれと似たところがあると思います。「避けられない運命」というものに、僕がヘキを持っているのかもしれません。ルイーズの質問に対する、イアンの回答もとてもよかったです。ただ、言語が「武器」というのは最初に伏線張られていたし、わかるんだけど、それによって時空を越えた見方まで獲得できるというのはさすがに無理があるんじゃないかとは思いました。

次行きます。

 

映画② 『ラストナイト・イン・ソーホー』(2021)

2作目、何観るか迷ったんですけれど、「今アマプラで無料公開中やぞ!!」と勧められて観てみました。僕が結構、エドガー・ライト監督が好きなので、それもあります。『ベイビー・ドライバー』もそうだけど、個人的に『ホット・ファズ』が割と好きなんですよね。

【あらすじ】
デザイナーを夢見て、ロンドンのソーホーにやってきたエロイーズ。彼女は60年代ロンドンの雰囲気が大好き!! そして実は幽霊を見ることができる。ロンドンの都会の空気に打ちのめされたエロイーズは、やがて「アレクサンドリア」という女性の幻を見るようになる。彼女の人生を追体験するような感覚に陥っていき、そして輝かしいばかりではない、60年代ロンドンの闇の部分にも触れていき、、、

実はこの映画、Netflixドラマ『クイーンズ・ギャンビット』で主演を務めたアニャ・テイラー=ジョイがメインで出演しています。アニャ・テイラー=ジョイは、ここだけの話、ここだけの話ですが、やっぱり美人だなと思います。あとエドガー・ライト監督は、やっぱり音楽のセンスがよいですね。ノスタルジックな音楽と、かつてのロンドンの雰囲気、そしてアニャ・テイラー=ジョイの演技を楽しめるのが、この映画の魅力だと思います。

ネタバレ込みの感想になりますが、

正直、個人的には、あんまり面白くなかったです。色んなところが中途半端に感じました。総括すると「60年代のロンドンには、いいところもあれば悪いところもあった」ということだと思うんですが、それ以上のことはあんまり言ってなかったように思います。どの時代も男が女を食い物にしてきたというのはそうだと思うんだけれど、あの描き方じゃなくてもいいんじゃないかな〜〜とは思いました。音楽はよかったね。

次が最後で、昨日見た映画になります。

 

映画③ 『勝手にふるえてろ』(2017)

綿矢りさの小説が原作の作品で、松岡茉優が主演を務めています。僕はあんまり邦画を観ないのだけれど、これは以前から気になっていたのでこの期に観てみました。周りで綿矢りさを読んでいる人が結構多いし、予告編なども面白そうだったので。見ていて色々とツラい女性が主人公です。

【あらすじ】
言葉で説明する気力が僕には無いので、ぜひ予告編をご覧になって下さい。


www.youtube.com

えー、、、本当に、観ていてツラかったです。パンズ・ラビリンス』を観ていたときの方がまだ心の平穏が保たれていたのではないかという感じでした。とても、とてもとても疲れました。今も疲れが尾を引いている。ちょっと「イタい」女性が主人公で、かつ「だいぶイタい、いやもうイタすぎる」男も同時に出てくるので、「こういう人たち、やっぱり現実にいるのかなあ.....」というところに想いを馳せることで、だいぶメンタルが削られました。

何が疲れるのかというと、邦画ゆえか、物語をフィクションとして楽しむというよりも、リアルとの延長で捉えてしまうんですよね。あくまで創作とはわかっていても、「こういう人、本当にいるんだろうなあ」とか、あとは「こういうのに共感する人も、めっちゃいるんだろうなあ」とか思ってしまいます。そうすると、なんかこう、いろいろと疲れます。心労がやばい。

出てくる人みんな、微妙に「いそう」なんですよね。ただその一方で、過度に特徴が誇張されているようなところもあって、逆に「いなさそう」でもある。「二」とか、微妙にいそうだけど、でも極端すぎて、本当にいるのか怪しいといえば怪しいような気もします(いたら教えてください)。その辺のこう、フィクションとの距離を測りかねるところが、「こういう人が本当にいたらどうするか?」「もしその場に自分がいたらどうしたか?」などという想像まで膨らませてしまい、ドッと疲れてきます。邦画ゆえ、登場人物全員日本人で、日本の出来事して描かれるのも、リアルとの距離を測りかねさせる要因の一つです(舞台の東京は来年から住むところだし、、、)

で、ちょっとネタバレ気味の感想も書いておくと、

どうしても、終始主人公の言動に共感することができませんでした。あれってやっぱり、主人公の「痛さ」とか「ヤバさ」を楽しむのか(つまり、共感できない前提で楽しむのか)、それとも「こういうこともあるあるだよね」という感じで、むしろ愛おしい目で見るべきなのかということが、どうしてもよく分からずです。例えば、主人公が、実は街の人の名前を知らないんだと言ったあと、玄関で絶望するシーンがありますが、「でもそれが普通ですよね?(むしろ想像での主人公がコミュ強すぎ)」というのが正直なところで、イチとの関係も、「そりゃそうだろ」という感想しか出てきませんでした。そんな感じで、あんまり主人公に共感できないし、かといってニはニでしょうもない奴だなとしか思えないので、この映画って、こういう風に、「共感できねえわ〜〜〜〜」って観るのが正解なんでしょうか? そんな風に登場人物を下に見ながら楽しむのが正攻法とも思えないので、どうしたもんかという感じです。
それ以外だと、主人公が処女をコンプレックスに思ってるところとかも、個人的にはザックリ来て、メンタル削られながら観たというか、心の平穏をかき乱されながら観た作品でした。

という感じです。

まあ色々書いたけれど、トータルではとても面白かったです。松岡茉優のことは全然知らなかったですが、歌とかめっちゃいいなと思いました。

 

映画については以上です!! 9月以降もたくさん観たいと思っているので、またぼちぼち書いていけたらと思っています。僕も藤本タツキに、近づくんや、、、

 

最後に、今月のプレイリスト

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最後は毎月恒例、「今月のプレイリスト」のコーナーです。

今月は家でだらだらしていた分、音楽もあんまり聴きませんでした。外出の多い月の方がやっぱりたくさん聴きますね。あんまり聴かなかったけど、ただいい感じの曲もあったので、ちょっと紹介しておきたいと思います。

 

① The Beths 「Idea/Intent」


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The Bethsというバンドの「Idea/Intent」という曲。これ、バリかっこいいです。マイナーなバンドみたいで、1万回しか再生されていないけど、サビが本当にカッコイイと思います。ただ歌詞はちょっとダサいですね。

Spotify、こういうマイナーな曲も紹介してくれるのがいいんだけれど、それを人と分かちあいにくいのは難点ですね。「この曲知ってる?」と尋ねても「知らない」が100%だと思うので。

 

② King and Queen of the Losers 「World War Me」


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2曲目は、King and Queen of the Loosersというバンドの「World War Me」。曲調も結構好きなんですが、それよりも、King and Queen of the Loosersというバンド名がダサすぎて最高ですね。「負け犬の王と女王」ですよ。こういうの個人的にめっちゃ好きです。

 

③ Gold Motel 「Brand New Kind of Blue」

最後。Gold Motel というバンドの「Brand New KInd of Blue」という曲。こちら、聴きやすくてヘビロテしていました。あんまりダサいところもなくて、歌詞も結構わかりにくいので、いい感じの曲だと思っています。イントロのちょっと陽気な感じがいいんですよね。皆さんもぜひ、聴いておいて下さい。

 

 

 

以上!!!!!!

今日はそんな感じです。8月の振り返りをしたり、映画の感想を書いたり、勝手にふるえてろを観て勝手に悶えていたという話をしてみました。あとは途中で作ったGoogleフォーム、ぜひ皆さんも答えてみてください。

 

9月以降も、ぼちぼち頑張っていこうと思います。まずは『勝手にふるえてろ』ショックから立ち直るところからですね。次回はもっとゆる〜〜〜い映画を観て、メンタルを立て直していこうと思います。それでは!!

 

 

 

 

 

*余談*

神アニメ、リック&モーティのシーズン6が始まるよ。